北原白秋が亡くなりました。
白秋は、明治から昭和初期まで活躍した、日本を代表する詩人。明治18（1885）年に福岡県柳川で酒造業を営む北原家に生まれ、白秋は上京するまで19年間をこの土地で過ごしました

生まれながらにして白秋は虚弱体質でそのため『ビイドロびん』(壊れやすいガラス)とも呼ばれ大切に育てられました。

大正6年12月『新潮』に載った記者が直接白秋から聴いたエピソードとして白秋が1歳の夏。母と海に遊びに行った時に自分にさしかけられた『白いコウモリ傘』をはっきり覚えていたという記事があります。この時白秋、あたかも生後7ヶ月の赤ちゃんです。この記憶は後に、白秋の談話などを聴いてもありありとその『白いコウモリ傘』が眼の中に残っていたというのですからその記憶の良さには驚かざるを得ません。

(中略)

11月の誕生石の一つ『トパーズ』
宝石の言葉は　友情、友愛、希望、潔白。

この『トパーズ』という名前の由来は、はっきりしていません。サンスクリット語で火を意味する「タパズ」によるという文献もあれば、古くにはぺリドットの産地だった紅海の島ゼベルゲットに由来するという話もあります。

また、トパーズの語源は「探し始める」という意味のギリシャ語「トパゾス」という説もあります。