『蓮花　Voice』この時間は　わたし、蓮花がお送りしています。

『秋風に あふたのみこそ 悲しけれ わが身むなしく なりぬと思へば』 これは｢古今集｣で小野小町が詠んだ歌です。

吹き荒れる秋風にあう田の実（稲）が悲しいように、 あの方の心変わりを頼りにする私も悲しい。 なぜなら、稲が実らなくなるように、私の恋も空しくなるんですから。 という内容の歌。

小野小町の歌風はその情熱的な恋愛感情が反映され、繊細でいて柔らかく。 『古今和歌集』序文において｢紀貫之｣は彼女の作風を、 『万葉集』の頃の清純さを保ちながら、 なよやかな王朝浪漫性を漂わせているとして絶賛しました。

しかし、実際のところ、彼女が平安時代前期（9世紀の中頃）の女流歌人であり、 六歌仙、三十六歌仙の一人に選ばれているということがわかっているぐらいで、 その出生も、生い立ちも正確なことは、何一つわかっていないのが事実なのです。

（中略）

昨日9月27日は｢中秋の名月｣でした。そして今日は満月にあたります。 今日のお月さまは　今年の満月のうちで最も大きく　真ん丸に見えますよ。

満月の夜、地球は太陽と月の間に位置する状態、 つまり太陽-地球-月と直線上に並びます。 この直線上の並びにより、地球には満月の光が届くだけではなく、 太陽、地球、月の素晴らしいハーモニーで形成されたエネルギーが たくさん満ち溢れるとされています。

また、月の自転と地球の公転周期が一緒で 月は、地球に対して常に同じ面を向けていることをご存知でしょうか。

偶然にしては出来すぎている印象がありますが本当の話です。 また、地球から見ると、月と太陽が同じ大きさに見える。 これも不思議な現象です。 これは、太陽と地球との距離は、月と地球との距離の395倍。 一方で、太陽の直径は、ちょうど月の直径の395倍なんです。

今夜は　月の力が満ち足りている夜なので、 月の力を吸収するのにとても良いそうです。 月の光を浴びることでバイオリズムが整い、女性らしさに磨きがかかります。 また、月の磁波を皮膚呼吸することによって細胞が活性化し 体内から汚れや否定的な気を排出させるそうですよ。 ちょっと肌寒いですが、夜の空を眺めてみませんか。